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売上高が1・5%増の464億1000万円 第一交通産業中間期


週刊経済2025年11月19日発行号

経常益は12・2%減

第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の2025年4~9月中間連結決算は、売上高が対前期比1・5%増の464億1000万円、経常利益が12・2%減の9億3200万円で、増収減益だった。

タクシー、バス事業で運賃改定の進展、移動需要が順調に回復したことで、増収。営業利益は0・2%増の6億6900万円、中間純利益は13・9%減の4億6000万円だった。

事業別では、タクシー事業の売上高が7・5%増の273億7900万円、セグメント損失は前年同期10億円の赤字から7億9400万円と縮小した。バス事業は、沖縄県中心に団体旅行やインバウンド需要の回復、大型イベント再開などによる輸送人員の増加で売上高が5・6%増の35億5200万円、セグメント利益が2・9倍の1億6600万円だった。

不動産分譲事業は売上高が15・6%減の96億900万円、セグメント利益が32・6%減の4億7300万円。不動産賃貸事業は、売上高が3・2%増の24億9900万円、セグメント利益が3・9%減の11億3900万円。不動産再生事業は、売上高が4・4%減の2億7900万円。セグメント損失が300万円(前期は4300万円の黒字)の赤字。不動産金融事業は不動産担保ローンの新規貸付が貢献し、売上高が25・6%増の6億7200万円、セグメント利益が13・4%増の4億2900万円。自動車点検、整備、LPG販売、パーキング事業、マンション管理、船舶事業、介護などそのほかの事業では、売上高が6・4%増の24億1800万円、前年同期6億4200万円のセグメント損失が5億5800万円に縮小した。

通期は期首計画通りの売上高が10・6%増の1100億円、経常利益が2・2%増の41億円の増収増益を見込んでいる。