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売上高、経常利益とも過去最高に 西部ガスホールディングス中間期


週刊経済2025年11月19日発行号

売上高は1285億円

西部ガスホールディングス㈱(福岡市博多区千代1丁目、加藤卓二社長)の2026年3月期中間連結決算は、売上高が前年同期比14・5%増の1285億6000万円、経常利益が約2・5倍の54億5100万円の増収増益で中間期としてはともに過去最高となった。
主力のガス事業で減収だったが、不動産事業で分譲マンションの販売戸数が増加したことや電力販売事業でも販売量が増加したことなどから売上高は伸びた。売上高をセグメント別に見ると、中核の都市ガス事業(719億1700万円)は、ガス販売量は増えたものの、原料費調整によるガス料金単価の下方調整の影響などから0・5%減に。LPG事業(112億300万円)は販売量の増加等により2・5%増だった。電力・その他エネルギー事業(160億4000万円)は電力販売事業や国際エネルギー事業における販売量の増加などから41・7%増と堅調に伸び、不動産事業(283億2500万円)においても分譲マンションの販売戸数が増加したことで80・3%増と大きく伸びた。その他事業(103億4900万円)は食品販売事業や炭素材事業の売上減少により1・8%減だった。
通期では売上高が2560億円(9・6%増)、経常利益が110億円(3・7%増)の増収増益を見込んでいる。