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境内に2棟目の納骨堂 鳥飼八幡宮


週刊経済2025年10月29日発行号

名称は「奥宮」

宗教法人鳥飼八幡宮(福岡市中央区今川2丁目、山内圭司代表)は10月18日、境内に納骨堂をオープンした。2棟目。

1棟目の納骨堂は完売の度に増壇を続けていたが、これ以上の拡張が難しくなったため隣接地に新設した。名称は「祖霊殿 奥宮」。鉄筋コンクリート造り地下2階建て。延べ床面積は約220㎡。室内のデザインは自然の中にある祈りの場をテーマに、古墳時代の横穴式石室を現代風にオマージュした。22本の円柱や打ちっぱなしのコンクリート壁、石床などが特長。販売する納骨壇のタイプは祭壇付納骨壇150壇、箱型350壇の計500壇となっており、いずれは800壇まで増やす。地下2階の打ち合わせスペースは1960年代の家具などを取り入れたほか、車いすでも参拝しやすいようにスロープを設置した。

山内宮司は「何度も訪れてほしいという願いを込め、一人でも訪れやすい雰囲気づくりにこだわった。古と現代が融合した世界一の納骨堂が出来たと思う」と話している。