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塩化ビニルバッグが業界アワードで入賞 サンビニール
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週刊経済2026年1月21日発行号
多機能性が評価
ビニル製品製造の㈱サンビニール(福岡市早良区野芥3丁目、眞鍋志郎社長)は12月24日、塩ビ工業・環境協会などが主催する「PVC Award2025」で「普段使いできる防災バッグ」が入賞した。
同アワードは、「生活を豊かにするPVC製品」をテーマに、塩化ビニル(PVC)素材の特性を生かした製品を表彰するコンテスト。今回は2020年7月以降に発売された製品や、2025年12月までに商品化予定の製品を対象に94点の応募があった。
同社が受賞した「普段使いできる防災バッグ」は、防災バッグ、レジャーシート、担架の3機能を一体化した多機能製品。透明な塩ビ素材を採用し、中身を外から確認できるため、日常使いの中で防災用品を管理しやすい設計とした。持ち手にはクライミングロープを用い、両手持ちと肩掛けの2WAY仕様とするほか、非常時には担架として使用でき、耐荷重は50㎏。
素材には、ポリエステル繊維で補強した透明塩ビシートを一枚ものとして使用。透明性、柔軟性、耐久性、防水性、難燃性といったPVCの特長を生かした。審査会では、外から中身を確認できる視認性と、非常時に担架へと転用できる実用性の両立が評価された。デザインはAKIRA NAKAGOMI DESIGNとの共同設計。
同製品は2026年9月の発売を予定している。受賞作品は2026年2月6日に表彰式が行われた後、3月に東京および名古屋で展示される予定。同社はビニルバッグやケース類などPVC製品を中心に、法人向けの受注生産を手がける福岡の加工メーカー。今回の製品は、災害時だけでなく日常でも使用できる点を重視し、防災を生活に取り入れる提案として開発したという。

