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埋設物調査の共同Web受付に北九州市上下水道局が参加 西部ガスとNTT西日本、九州電力送配電


週刊経済2023年10月11日発行号

 西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)と西日本電信電話㈱(大阪市、森林正彰社長、以下NTT西日本)、九州電力送配電㈱(福岡市中央区渡辺通2丁目、廣渡健社長)が実施している立会受付Webシステムの共同利用に北九州市上下水道局(兼尾明利局長)が新たに加わり、10月2日から共同受付を開始した。
西部ガスとNTT西日本、九州電力送配電は、4月から立会受付Webシステムを共同利用して道路掘削工事を予定している工事会社(道路掘削工事会社)からの埋設物調査の共同受付を進めており、水道事業体の加入および4事業者での共同受付は全国初の取り組み。
道路等に地下埋設物を保有するライフライン事業者は、道路掘削工事の際に自社埋設物の損傷事故防止を目的として、道路掘削工事会社からの申請に基づいて工事前の埋設物調査の受け付けをしている。これまで、道路掘削工事会社は道路掘削工事の都度、各ライフライン事業者に電話やFAXもしくは窓口へ直接出向いて申請をする必要があった。また、ライフライン事業者も申請受付や埋設物調査、現地立会を各社毎に実施してきた。一方で働き方改革や人手不足を背景として、これらの業務効率化、生産性向上が急務となってきている。四者は「ワンストップで申請できる仕組みにより、建設業界の働き方改革やDX推進などの社会課題の解決にも貢献できる」としている。