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地域発ディープテック実装モデルの構築へ 岡野バルブ製造
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週刊経済2026年3月4日発行号
九州工業大学と包括協力協定
発電プラント用高温高圧バルブ製造などを手がける岡野バルブ製造㈱(北九州市門司区中町、岡野武治社長)は2月24日、国立大学法人九州工業大学(同市戸畑区、三谷康範学長)と、大学発ベンチャーの創出・育成およびディープテックの社会実装を目的とした包括協力協定を結んだことを発表した。1月1日付。
九工大は文部科学省の事業採択を受け研究シーズの社会実装を推進しており、一方の岡野バルブ製造は2026年11月の創業100周年を見据え、DXやロボティクス領域での新規事業やスタートアップ協業に注力している。こうした背景から、大学の「知」と地場企業の「力」を融合させ、研究シーズを迅速に産業へ昇華させるエコシステムの形成と地域産業の持続的発展を目指す。
具体的な施策として、「クロスアポイントメント制度」を活用し、同社社員が九工大職員を兼務。AI・ロボティクス領域の研究室に伴走し、技術シーズの目利きから事業計画策定、トップセールスまでハンズオン支援を行う。また、同社保有の旧岡野商事ビル(同市門司区中町)などをインキュベーション拠点として開放するとともに、地域企業とのマッチングも促進。モノづくりの街・北九州の利点を生かし、地方発の新たな地域創生モデルの確立を推進する。

