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地価動向、上昇感に落ち着き 県不動産鑑定士協会


週刊経済2024年2月27日発行号

18回不動産市況DI調査

福岡県不動産鑑定士協会(福岡市博多区祇園町、井上真輔会長)は2月14日、第18回不動産市況DI調査(23年7月~24年1月)を発表した。
「地価が上昇した」から「下落した」を差し引いた実感値は県全体で前回調査時に比べて3・5ポイント減の41・1ポイント、今後、半年間で「上昇する」から「下落する」を引いた予測値も1・1ポイント減の25・5ポイントと実感値、予測値ともに前回を下回り、上昇感に落ち着きが見られることが分かった。福岡、北九州、久留米の3都市別では、福岡市が実感値で前回比6・7ポイント減の59・3,北九州市は同10・6ポイント減の31・9ポイントだった一方、久留米市は前回比0・4ポイント増の47・2ポイントと前回調査時をわずかに上回った。予測値では福岡市が前回比1・5ポイント減の33・2ポイント、前回調査時の予測値が18・4ポイントプラスだった北九州市は同5・8ポイント減の27・3ポイント、15・3ポイントプラスだった久留米市も2・5ポイント減の33・9ポイントといずれも前回を下回った。
戸建て販売、マンション販売、仲介物件、建築件数などの取引件数は前回に続き、すべての項目でマイナスとなり、戸建て販売件数は実感値で17・1ポイント減のマイナス25・9ポイント、予測値は10・9ポイント減のマイナス23・7ポイント、マンション販売が実感値で7・3ポイント減のマイナス9・9ポイント、予測値は2ポイント減のマイナス15・2、仲介物件件数は実感値で11・7ポイント減のマイナス14・3,予測値で11・8ポイント減のマイナス13・4ポイント、建築件数は実感値8・5ポイント減のマイナス25・4ポイント、予測値は18・8ポイント減のマイナス31・6ポイントだった。アンケート発送数1973通のうち、有効回答数は483通で有効回答数は24・5%。