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在宅医療管理システムに電子カルテシステムを連携 クロスログ


週刊経済2021年8月10日発行

在宅医療の業務効率化

システム開発のクロスログ㈱(福岡市博多区博多駅中央街、宮原智新社長)は7月21日、自社の在宅医療専用スケジュール管理システムと㈱ヒューマンライフ・マネジメント(東京都港区、佐々木美樹社長)が開発したクラウド型電子カルテシステムとを連携させたサービスを開始した。
クロスログでは在宅医療に特化し、医師や患者のスケジュール管理や訪問リスト作成、訪問診療の移動ルート作成などが可能な「Cross Log」を運営している。また、ヒューマンライフ・マネジメントは在宅医療に特化したクラウド型電子カルテシステム「homis」を開発している。2つのシステムをAPI連携させ、新規患者を「homis」に登録すれば「Cross Log」でも予定登録が可能になり、診療スケジュール作成・管理の効率化を図る。「homis」は関東を中心に導入されており、「Cross Log」の関東での認知拡大も目指す。宮原社長は「診療スケジュール作成や移動ルートの効率化は訪問診療する医療機関の課題になっている。一つのシステムのように使用できるようになり、二重登録をなくして業務効率化につながると期待している」と話している。
クロスログは2020年12月設立。資本金3千万円。従業員数5人(パート含む)。ヒューマンライフ・マネジメントは首都圏で在宅医療専門クリニックを運営する医療法人社団悠翔会のグループで、2002年設立。資本金1億円。従業員数133人。