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国際線ターミナルビル南側コンコースを延伸 福岡国際空港


週刊経済2026年5月6・13日発行号

受け入れ能力と利便性を強化

福岡国際空港㈱(=FIAC=福岡市博多区、田川真司社長)は5月、福岡空港国際線ターミナルビル南側コンコースの延伸工事に着手する。総事業費は約170億円。

福岡空港の国際線旅客数は、2025年度に900万人を超え過去最高となる見込みで、2026年度もさらなる増加が予想されている。こうした需要拡大を背景に、空港機能を強化するもの。5月に既存コンコースの解体工事を開始し、9月に延伸工事へ移行、2028年3月の竣工・供用開始を見込む。

今回の整備では、航空機の駐機スポットを16から21に増設するほか、旅客搭乗橋(PBB)も12基から17基へ拡充。航空機の受け入れ能力を高め、搭乗動線の円滑化を図る。また、延べ床面積約1万3千㎡の新コンコースは地上3階建てで、3階には搭乗待合室やラウンジ、キッズスペース、ワーキングスペースなどを配置。1階には専用の保安検査場や出入国機能を備えた約500㎡のビジネスジェット専用施設を新設し、増加する富裕層やビジネス利用の需要にも対応する。同施設は最大2便の同時利用が可能で、空港全体の機能高度化にも寄与する見通し。加えて、搭乗待合エリアには日本家屋の縁側をイメージした木調デザインや坪庭を取り入れる。

同社は「世界、そしてアジアの航空需要の拡大に対応し、福岡・九州のさらなる価値向上につなげたい」と話している。