国際的森林管理認証を取得　アダル

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週刊経済2023年11月7日発行号

ＦＳＣとＲＥＦＣを同時に

業務用家具製造販売の㈱アダル（福岡市博多区金の隈３丁目、武野龍社長）は９月２９日、国際的森林管理認証の「ＦＳＣ」と「ＰＥＦＣ」認証を同時取得した。
ＦＳＣとは国際的な森林管理の認証を行う協議会のことで１９９３年１０月にカナダで創設されたＮＧＯ（非営利団体）。森林の利用や木材二次加工品の製造に関わる団体を素材、製品や品質、流通過程などから評価する。認証を受けると、木材や木材商品にＦＳＣのロゴマークが刻印され、消費者はマークが入った製品を選ぶことで森林保護を後押しし持続可能な社会を目指すもの。また、ＰＥＦＣも同様に持続可能な森林管理の促進を目指すもので、世界最大規模の森林認証制度になる。
アダルはホテルや飲食業、オフィス向けに業務用家具を製造。同認定の取得により環境への配慮を強化し、持続可能な家具製造を実現する。同社では「本質的な快適な空間には、そこで使われる木材も適切に管理されたものが必要であることから、今後はＦＳＣやＲＥＦＣを必要とされることが増えてくるだろう。さまざまな家具に適切な管理された木材を使用して、循環型社会構築に貢献する」と話している。