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国慶節レセプションに松尾九経連会長ら550人  台北駐福岡経済文化弁事処    14年に九国博で故宮展


 台北駐福岡経済文化弁事処(福岡市中央区桜坂3丁目、曽念祖処長)主催の「中華民国建国101年国慶節レセプション」が10月5日、同市博多区下川端町のホテルオークラ福岡であり、松尾新吾九州経済連合会会長やJR九州の石原進会長、熊本県の蒲島郁夫知事ら550人が出席し盛大に開かれた。
 主催者を代表しあいさつした曽念祖処長は「101年目の国慶節を迎えることになり、中華民国は新しい100年を創造するときが来た。日本は経済、文化、観光などの分野で強い絆で結ばれている最も親しいパートナー」と良好な関係を強調した。また、曽処長は2014年に東京・国立博物館で開かれる故宮展が太宰府市の九州国立博物館でも開催することを明らかにし、「世界に誇る故宮博物院所蔵の文物を展示する故宮展を九州で開催できることは九州、西日本との結びつきをより強固なものになる」と期待を寄せた。
 来賓あいさつでは福岡県台湾議員友好議員連盟会長の加地邦雄県議、松尾新吾九州経済連合会会長、JR九州の石原進会長、麻生渡前福岡県知事が祝辞。「県議会では「党派を超えた77人が議員連盟に加盟し、交流を深めている」(加地県議)、「6月には日本の経団連にあたる工商協進会と経済交流に関する覚書を交わし、7月2日にはインターナショナルビジネスセンターを立ち上げるなど中味のある交流を進めている」(松尾九経連会長)、「九州経済フォーラム25周年記念行事では100人規模で台湾に訪問し、馬総統と会談することができた」(石原会長)、「台湾ほど親日的な国はなく震災支援では心のこもった支援をいただいた。台湾と福岡、日本全体で心のこもった交流を進めたい」と地域間レベルで活発な交流が行われている現状を評価した上で、より一層の交流拡大に取り組む意欲を見せた。会場には熊本県の蒲島郁夫知事のほか、楠田大蔵衆院議員(民主党=福岡5区)、福嶋健一郎(国民=熊本2区)、山本幸三衆院議員(自民党=比例九州)、今村雅弘衆院議員(自民党=比例九州)、木庭健太郎参議院議員(公明)など衆参両院の議員も会場に駆け付けた。祝賀会は福岡県日華親善協会の天岡健会長の乾杯で祝宴に移り、会場では参加者同士の活発な名刺交換や談笑する光景が見られた。