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営業収益は6・9%増の4742億円 西日本鉄道
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週刊経済2026年6月3日発行号
営業収益や各利益項目で過去最高更新
西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、林田浩一社長)の2025年3月期連結決算は、売上高にあたる営業収益が前期比6・9%増の4741億5600万円、営業利益が13・3%増の302億1000万円、経常利益が29・5%増の372億2000万円と2期連続の増収増益となった。
営業収益はヒノマル㈱を中核とするヒノマルグループを連結子会社化したことに伴いその他の事業で農業関連事業の寄与や、不動産業における賃貸事業で昨年4月の「ワンフクオカビルディング(以下ワンビル)」の開業効果などで306億6000万円の増収となり、過去最高を更新。営業利益は物流業における国際物流事業や不動産業における住宅事業で粗利が増加したことなどで35億5400万円の増益、経常利益は持分法適用会社である大名プロジェクト特定目的会社での信託受益権の一部売却や福岡国際空港㈱での利益の増加など、持分法による投資利益が増加したことなどで84億8000万円の増益。当期純利益は不動産流動化での信託受益権の売却による固定資産売却益の増加や、政策保有株式の売却による投資有価証券売却益の増加などで54・5%増の321億5500万円となり、各利益項目も過去最高を更新した。
セグメント別では、運輸業は鉄道事業が需要回復などによる旅客人員増加で増収、バス事業がダイヤ改正による減便などでの減収の一方、インバウンド需要の増加やワンビル開業効果などによる高速バスの需要回復で増収となり、営業収益が2・8%増の831億7200万円となったが、待遇改善による人件費の増加などで営業利益が18・6%減の40億5500万円。不動産業は賃貸事業がワンビルの開業などで増収、住宅事業が分譲マンション「ガーデングランデ横浜戸塚」などの販売や前の期に比べ販売単価の上昇などもあり増収となり、営業収益が8・2%増の950億1000万円、営業利益が19・4%増の116億2400万円。流通業はストア事業が既存店売上高の増加や改装店舗の寄与などで、生活雑貨販売業が既存店売上高の増加に加えて「イオンモール大牟田店」の開業(昨年10月)などで共に増収となり、営業収益が2・8%増の739億7100万円、営業利益が2・4%増の6億7000万円。
物流業は国際物流事業が為替変動による円換算額が増加したことや輸出入取扱高の増加などで、営業収益が3・4%増の1530億1200万円、営業利益が58・0%増の60億8000万円。レジャー・サービス業はホテル事業が客室単価の上昇に加え、ワンビル開業や2024年9月に開業した「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」の寄与などで、営業収益が12・1%増の590億8800万円、営業利益ガ7・4%増の63億7100万円。その他の事業は農業関連事業でヒノマルグループを連結子会社化したことなどによる増収で、営業収益が23・8%増の383億1900万円、営業利益が8・8%増の25億7100万円だった。
今期は物流業における国際物流事業での輸出入取扱高の増加や、ビジネスサポート業における農業関連事業で前期に連結子会社化したヒノマルグループが通期で寄与することに加え、モビリティ業における鉄道事業での運賃改定効果(今年4月実施)などで、営業収益が7・2%増の5100億円を予想。一方、不動産業における前期に計上した不動産販売事業での粗利率の高いマンション販売や海外不動産事業での業務支援料の反動に加え、ビジネスサポート業における建設関連事業などでの粗利率減少などで、営業利益が21・8%減の245億円、経常利益が営業減益に加え、持分法による投資利益の減少などで33・2%減の245億円、当期純利益が30・0%減の225億円を見込んでいる。

