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営業収益は5・8%減の1818億5000万円 ナフコ3月期
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週刊経済2025年6月18日発行号
4期連続減収減益
ホームセンターと家具のコンビネーションストアを中心に展開する㈱ナフコ(北九州市小倉北区魚町2丁目、石田卓巳社長)の3月期決算は、営業収益が前期比5・8%減の1818億5000万円、経常利益は76・0%減の13億2900万円で4期連続の減収減益となった。
当期は、他社との競争激化や物価上昇による日常生活の節約志向などで客数の落ち込みが大きく減収、「資材・DIY・園芸用品」「家具・ホームファッション用品」のPB比率が上がったことで売上総利益率は前期を上回ったが、減収によって売上総利益は5・6%減、販管費も水道光熱費の上昇でわずかに増加し、営業利益は76・9%減の12億6600万円、当期純利益も94・1%減の1億8300万円と大幅減益だった。
部門別の売上高は、主力の資材・DIY・園芸用品が5・3%減の830億8200万円、生活用品も6・1%減の465億5600万円、家具・ホームファッション用品も6・9%減の339億9700万円、自転車・ペット用品・カー用品なども、昨年大きく伸長したペット用品の反動が大きく4・5%減の174億9600万円。全部門減収となった。
今期は競合等による商品の値下げを抑えて利益を確保する方針で、営業収益は4・8%減の1730億8000万円、営業利益は2・1倍強の27億円、経常利益は2・1倍弱の27億6300万円、当期純利益は6・9倍の12億6000万円を見込んでおり、同社の白石博明経理部長は「4、5月は予算通りの利益を確保できている」と話している。