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営業収益は4・2%増の5316億1900万円 イオン九州2月期


週刊経済2025年5月7・14日発行号

単体売上高は初の5千億円超に

イオン九州㈱(福岡東区香椎浜2丁目、中川伊正社長)の2月期連結決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が前期比4・2%増の5316億1900万円、経常利益は4・6%増の110億2200万円で売り上げ、利益ともに2期連続で過去最高を更新。単体売上高も3・8%増の5019億2800万円と初めて5000億円を突破した。

当期は新規で16店舗を出店、また売上構成比の高い食料品売り上げが堅調に推移したことで増収となった。利益面では、増収に加えてセルフレジや電子棚札等の店舗DX投資も奏功。人時生産性が大幅に改善し販管費の伸びを抑えて営業利益は1・5%増の105億3700万円、当期純利益は14・1%減の60億3500万円となった。

単体の事業別売上高は、スーパーマーケット・ディスカウントストアが4・5%増の2440億4000万円、GMS(総合スーパー)が3・6%増の2373億6600万円、ホームセンターは4・4%減の171億8000万円、サイクル、FCなどのその他事業は17・0%増の32億8800万円だった。

今期、連結営業収益は3・6%増の5510億円、営業利益は0・6%増の106億円、経常利益は8・4%減の101億円、当期純利益は12・2%減の53億円を見込む。