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営業収益は過去最高の747億7000万円 ミスターマックス・ホールディングス中間期
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週刊経済2025年10月22日発行号
備蓄米が売上と集客牽引
大手ディスカウントストアの㈱ミスターマックスを中核とする㈱ミスターマックス・ホールディングス(福岡市東区松田1丁目、平野能章社長)の8月連結中間決算は、営業収益(売上高+不動産賃貸収入+その他の営業収入)が前年同期比8・1%増の747億7000万円で昨年度の過去最高を更新、経常利益も29・7%増の29億1100万円の増収増益だった。
米の供給不足による価格高騰が社会問題となる中、政府の備蓄米放出に対応して6月から備蓄米の販売を始め、銘柄米とともに幅広く品揃えをしたことで米の売り上げが増加し、集客向上にも貢献した。さらに物価高騰に対応した値下げ企画やプライベートブランド商品の売り上げも好調だったことから、既存店売上高が7・0%増となった。この結果、売上高は4期連続で増収となり、過去最高も更新した。コスト面では賃金上昇により人件費は増えたものの、セルフレジの導入など業務効率化を進めたことで作業時間の増加を抑え、人件費の増加を最小限にとどめることができた。また売上高の伸長が荒利益高の増加に繋がった結果、経費の増加を吸収し、営業利益は25・1%増の28億700万円となった。
通期では営業収益が1470億円(7・6%増)、経常利益が44億円(16・3%増)の増収増益を見込んでいる。

