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和歌山にFOMA利用自動配車システム導入  第一交通産業   219台に


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は、12月25日にFOMAネットワークを利用した自動配車システムを和歌山地区のタクシー子会社4社の219台に導入した。
 システム開発のモバイルクリエイト株式会社(大分市、村井雄司社長)、通信サービスの日本通信サービス株式会社(東京都品川区、三田聖二社長)と共同で導入したもので、名称は「GPS・AVMシステム 新視令Vforパケット」。モバイルクリエイト株式会社が開発し、タクシー無線の代わりにNTTドコモのFOMAネットワークを利用してVoIPで音声通話が利用できるシステム。日本通信のMVNEプラットホームを使用している。タクシー無線は、2016年5月31日までにデジタル方式に完全移行することになっており、デジタル対応を迫られている。今回のシステム導入で、アナログ通信では連絡がとれなかった空港近くなどでもデータ通信、音声通話ができる上に、デジタル方式に比べて導入コストを約25%、運用コストを10%低減できるという。今後は、全国の事業所でも導入を検討している。