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台湾製大型観光バスを輸入販売 博洋自動車 2018年には60台目標
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大型・特殊車両の自動車整備を手掛ける博洋自動車株式会社(粕屋郡須恵町植木、吉田佳史社長)は1月17日、台湾製の大型観光バスの輸入販売を開始した。
台湾のバスメーカー・JIA MA Motor社(台南市、呂文瑞総経理)と総括的な代理業務契約を締結。観光バス会社など取引先に販売する。また、適正なメンテナンスで20~30年間乗ることができるため、全国の運輸局認定の第一指定整備工場と販売・業務提携を結び販路を拡大する計画。まずは九州から関東・甲信越エリアまでの20社との提携を目指す。座席数や窓の位置、外装など多種多様なニーズに応え、価格は1台3300万円~と日本で同様の車両を製造するよりも3~5割安く、短期間(6カ月~)で納車する。
製造元のJIA MA Motor社は高い技術力が評価されアジアやヨーロッパ各国から年間約450台を受注するバス製造のトップメーカーで、今回の提携を機に右ハンドル対応の製造ラインを増築している。吉田社長は「6月に輸入車両の発表会を福岡市内で開く。内外装は細部まで丁寧に作られており、職人が手掛けた高品質のバスを広めていきたい」と話している。
博洋自動車は1961年6月設立。資本金3000万円。陸運局第一種指定民間車検工場として、大型車両や特殊車両などの点検、整備、修理を手掛ける。14年4月、福岡市中央区桜坂に置いていた本社と粕屋郡長者原の整備工場を現在地に統合、新築移転した。

