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古賀新一常務が社長に就任 フコク 12月8日付
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硬綿メーカーの株式会社フコク(福岡県山門郡三橋町中山)の新社長に12月8日付で古賀新一常務が昇格した。古賀靖子社長は同社取締役に就任した。
古賀新社長は北海道旭川市出身。1972年7月9日生まれの33歳。横浜国立大学経済学部卒。第一勧業銀行(現みずほ銀行)勤務後、2001年7月株式会社フコク入社。02年9月同社常務就任。趣味はゴルフ。
なお、同社の役員は以下の通り。
▼社長 (常務)古賀新一▼専務 (代表取締役専務)古賀逸男▼取締役 (代表取締役社長)古賀康子▼監査役 古賀洋子
寝具製造を取り止め産業用硬綿、介護用マット製造に集中
また、同社は一般寝具製造を取り止め、産業用硬綿・介護用マットレスの製造に集中する。
北部九州に集積する自動車メーカー向けの防音材、市場が拡大しつつある介護用マットレスの製造に経営資源を集中するため。
同社は1932年に創業、寝具中心に製造していたが、生活様式の変化や中国産の安価な製品におされ市場規模が急速に縮小していたため94年、産業用防音材の素材の製造をメーン事業に転換していた。一般寝具の製造の事業もあわせて展開しているが、現在寝具が売り上げに占める割合は20%程度となっていた。ただし、一部寝具メーカー向けの資材提供は続ける。
古賀社長は「納期、サイズ、数量が不確定で需要予測を立てにくい寝具よりも、要求される品質は高いが、需要予測の立てやすい自動車向けの製品のほうが工場のマネージメントもしやすい」と話している。
同社は1932年7月古賀製綿有限会社として設立、ふこく絹綿株式会社に組織変更、1971年8月株式会社フコクに改組、資本金4,000万円、売上高5億1,620万円(05年6月期)、従業員は32人。

