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取得物件稼働とインバウンド増で増収増益 福岡リート投資法人


8月期も増収増益見込む

地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)の2018年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比0・9%増の81億9400万円、経常利益は同2・4%増の26億2400万円で、増収増益となった。
営業利益は同1・6%増の29億6500万円、当期純利益は同2・6%増の26億2300万円。
昨年6月に取得した物流施設「ロジシティ久山」が通期で稼働。また、インバウンドや体験価値・感動消費を意識した施設運営による来客増で売上げが伸びた「キャナルシティ博多」内のテナントから歩合賃料が増えたことなどが寄与した。
保有物件全体の稼働率は99・7%(期中加重平均)と高稼働を維持し、1口あたりの分配金は予想比42円プラスの3512円だった。
同投資法人は3月1日で、福岡市西区の商業施設「木の葉モール橋本」を100億円で、同博多区のオフィスビル「東比恵ビジネスセンターⅡ」を42億3000万円で取得している。これら新規取得物件の稼働分もあり、2018年8月期では営業収益で2月期比12%増の91億7300万円、経常利益で同8・3%増の28億4200万円を見込む。

2018年4月24日、5月1日合併号