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取引先の海外ビジネス支援体制を拡充  ふくおかFG    ニューヨークなど3カ所に拠点新設


 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(=ふくおかFG、谷正明会長兼社長)は、海外拠点の新設やシンクタンク・政府系機関、海外金融機関との業務提携を進め、取引先の海外ビジネス支援体制を拡充する。
 海外拠点の新設では、11年10月に米国・ニューヨーク、同年12月にシンガポール、12年3月にタイ・バンコクに、それぞれ駐在員事務所を開設する。シンクタンク・政府系機関との提携では、海外ビジネスで幅広いコンサルティング業務を展開する株式会社野村総合研究所(東京都千代田区、嶋本正社長)、日本政策金融公庫の国際部門で海外の政府機関や金融機関とネットワークを持つ国際協力銀行(同千代田区、渡辺博史経営責任者)、貿易保険を取り扱う独立行政法人・日本貿易保険(同千代田区、鈴木隆史理事長)と提携、コンサルティング事業や事業資金の融資、保険商品を販売する。海外金融機関ではアジア・中東16カ国で展開するスタンダード・チャード銀行(英国・ロンドン)、ベトナムのANZ銀行と業務提携、情報提供や企業の紹介、現地通貨建て融資を提供する。そのほか福岡銀行で人民元建て貿易決済サービスを導入するなど外国為替業務を充実させている。
 ふくおかFG営業企画部は「海外での情報提供やコンサルティング機能を強化し取引先の海外ビジネス支援体制を強化していきたい」と話している。