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原田会長が辞任、相談役に  ゼンリン    会長職は空席に


 住宅地図販売の株式会社ゼンリン(北九州市小倉北区室町、高山善司社長)は2月21日、原田康代表取締役会長が4月1日付で会長職を辞任し、非常勤取締役に就く人事を発表した。
 取締役に一旦就任するものの、6月の株主総会後に相談役に退くとしている。退任の理由は原田会長の申し出によるもので「一身上の都合」とされている。後任人事は発表されておらず、会長職は当面の間空席となる予定。
 原田会長は1950年9月15日生まれの60歳。山口県出身。西南学院大学法学部卒。73年、西日本相互銀行(現西日本シティ銀行)入行。銀行員時代にゼンリン創業者の大迫正富氏と知り合い、80年に株式会社善隣(現ゼンリン)入社。財務畑を歩み、95年取締役、97年常務を経て、01年に大迫忍氏の後任で創業者一族以外で初の社長に就任。任期中は東証1部上場などの実績を残し、08年に代表取締役会長に就いていた。