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博多駅施設内で仮眠個室サービスの実証実験 JR九州システムソリューションズ


週刊経済2025年8月6日発行号

期間は8月中

JR九州グループでシステム開発会社のJR九州システムソリューションズ㈱(福岡市博多区吉塚本町、香月裕司社長)は8月1日から同月31日まで、JR博多駅内商業施設に有料の仮眠専用個室ラウンジを開設し、実証実験を実施している。
疲労回復や作業効率向上につながるという15~20分程度の短時間睡眠の重要性に着目し、出張や旅行などで長時間移動するビジネスパーソンや観光客、博多駅周辺の学生や労働者の需要を実証し、本格的なビジネス展開につなげる。サービス名は「Nap Lounge RelaQ(リラキュー)」で、場所は「アミュプラザ博多」地下1階にある会員制のコワーキング&コラーニングスペース「Q」内博多ポップアップスペース。長さ183㎝×奥行98㎝×高さ206㎝のブースを1台設け、室内には特急列車「白いかもめ」や「白いソニック」のグリーン車で使用されていた本革のハイバックシートを設置。フットレストのほか、調光・調色可能な照明とエアコンも完備。料金は期間で異なり、30分650円、750円、850円(各税込み)で、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応している。営業時間は午前9時半~午後5時半まで。予約不要で「Q」の会員でなくても利用できる。同社では「質の高い仮眠によるリラックス体験を通じて、次の目的に向かう活力をサポートしたい」と話している。