NEWS

博多区金の隈3丁目の本社をリノベーション アダル


週刊経済2022年6月7日発行

ショールーム機能備え自由な働き方を推進

業務用家具製造販売の㈱アダル(福岡市博多区金の隈3丁目、武野龍社長)は5月17日、6階建て本社の一部をリノベーションした。
ホテルや飲食業を中心に業務用家具を販売する同社は、近年オフィス家具にも注力。1月にリリースした自社ブランド「アティック」で構成されたワークプレイスで従業員が働き、その現場見学できるショールーム機能を兼ね備えた「ADAL CREATIVE PLACE(アダルクリエイティブプレイス)」としてリニューアルした。今回改装したのは4階。フロア面積約200㎡。ワンフロアにミーティングやワークスペース、張地や塗装など千点以上の素材見本を完備したライブラリースペース、ラウンジ、集中ブースなどを設け、4月に新設したクリエイティブ事業部が入る。同フロア内の従業員は15人で、フリーアドレスを採用し、所在はアプリで共有管理する。福岡本社は2020年5月、2、3階のショールームを全面改装し、5階と6階は事務所として執務エリアをリニューアル。同所には総務管理部を置いている。東京支店も同時期に同様のコンセプトでリノベーションを実施しており、全社従業員数は約250人。武野社長では「生産性が高まるオフィスには心地良い緊張感と程よい安堵感の両立が必要。空間や照明設定にもこだわり、社員の働きやすい環境はもちろん、来訪者が空間と家具を体験し想像が発現されていく場となれば」と話している。