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博多区石城町に180戸の学生マンション 東京の日鉄興和不動産


週刊経済2024年2月27日発行号

県内初展開

総合不動産事業の日鉄興和不動産㈱(東京都港区赤坂1丁目、三輪正浩社長)が福岡市博多区石城町に建設していた学生専用の賃貸マンションが、2月15日完成した。入居開始日は3月15日を予定している。
物件名は「学生会館 リビオセゾン博多石城町」。2021年に参入した学生マンション「LIVIO SAISON(リビオセゾン)」シリーズの新棟で、福岡県内では初めての展開。学生マンションの企画、開発の㈱ジェイ・エス・ビー(京都市、田中剛社長)と入居者募集から運営管理業務で提携しており、近隣に立地する専門学校の入居を見込む。
場所はファミリーマート石城町店北側。鉄筋コンクリート造りの10階建てで、敷地面積は1299㎡、延べ床面積は4994㎡。1階の共用部はジェイ・エス・ビーがプロデュースする食堂ほか、コニュニティラウンジやダンス・シアタールーム、防音室を置く。2階から10階は住戸で1フロア20室。総戸数は180戸で間取りは全戸1Rで構成する。住戸の専有面積は19・07~19・09㎡。入居後すぐに生活ができるよう、家具・家電を備え付けている。また、設備面では1階に管理人が常駐するほか、オートロックや防犯カメラを設置した。家賃は4万8500円から5万8千円。同社の広報部では「今後は学生の良質な住環境の提供を目的に、福岡エリアにおける学生マンション事業の展開を一層図っていく」と話している。
同社は日本製鉄グループ。1952年10月創業。1997年3月設立。資本金198億円。従業員565人(昨年3月現在)。2022年3月期売上高は2260億2千万円。