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博多区東那珂に物流倉庫・ショールームが完成 名古屋市のサンゲツ 総事業費は約43億円


 インテリア商社大手株式会社サンゲツ(名古屋市西区幅下一丁目、日比賢昭社長)の福岡店(福岡市博多区板付一丁目)は八月十六日、同区東那珂一丁目に移転した。
 これは業務の非効率化や建物の老朽化などに伴い、昨年六月から建設していたもので、物流体制の強化・効率アップが狙い。場所は県道112号沿い明治乳業株式会社福岡工場跡地。敷地面積は一万四千八百四十三平方メートル、鉄骨造りの四階建てで、延べ床面積は二万七百九十九平方メートル。総事業費は約四十三億円。一階が事務所、一階から四階までを九州、沖縄全域および 山口県一部の営業、物流拠点として、自動大型ラック倉庫や床材シート自動補充システムなどの最新設備を導入し、物流能力を従来比三倍程度に拡充、約一〇%の省力化も実現している。
 また、一~二階にはショールームを併設しており、これまでの約一・六倍の総面積約一千平方メートルとなっている。名称は「サンゲツインテリアプラ ザ」。カーテン、壁紙、床材などの展示商品はすべてオリジナル商品で、一階に床材(約三千五百点)、カーテン(約三千点)、椅子生地(八百点)、二階に壁紙(約五千点)など合わせて一万二千点以上を展示している。
 同社では「営業・物流拠点としての機能に加え、インテリア情報の発 信拠点としての機能も強化していきたい」と話している。
 同社は福岡の他に、名古屋、東京、大阪、岡山、広島の六箇所にショールームを開設している。一九五三年四月設立、資本金は百三十六億千六百十万円、従業員は九百五十人(〇四年三月)。売上高は一千四十一億円(〇四年三月期)。

2004.8.24 発行 週刊経済より