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博多区店屋町に新業態のスペイン料理店  アトム    飲食店は9店目


 食肉加工卸、食品機械販売、外食事業のアトム株式会社(福岡市東区松島5丁目、花田利喜社長)は11月上旬、同市博多区店屋町にスペイン料理店を出店する。同社直営の飲食店は9店舗目。
 場所は明治通り近くの「松下館」1階。店名は「el tomate(エル トマテ)」。同社が昨年からスペイン産イベリコ豚の輸入を開始したこともあり、スペイン料理店を新業態として出店。スペイン産の食材のほか自社農場産の野菜などを使った料理を提供する。店舗面積は店内、テラス合わせて約130平方m。席数は約70席。軽食中心のバルメニューと、コース料理などのレストランメニューを設けており、客単価はバルメニューで2千円~4千円、レストランメニューで4千円~5千円。初年度の売上目標は月商1千万円。従業員は外食事業部の砂田裕智さんら8人を予定している。
 営業時間はランチタイムが午前11時から午後3時、ディナータイムが午後5時から同11時。同社では「当社が展開している食肉など食材の加工・卸業務のルートを生かし、工場直送の新鮮、安全でおいしい食材を手ごろな価格で楽しんでいただける。開放感のある店内で、本場の味を再現したスペイン料理を味わってほしい」と話している。
 同社は1985年11月設立。資本金は63百万円。11年9月期の売上高は50億円。従業員は350人(パート、アルバイト含む)。現在国内で経営する業態はとんかつ店「和心とんかつ あんず」4店舗、「里のとんかつ あんず」、「農場レストラン あんず畑から」、「日本再生酒場」、「福岡食肉ホルモンセンター えん」を各1店舗。ほかに直売所2店舗を運営している。