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博多区店屋町に九州初のアスクルショールーム  イデックスビジネスサービス    エージェント運営では全国初


 新出光(IDEX)グループでオフィス用品の通信販売やOA機器販売などを手がける株式会社イデックスビジネスサービス(略称ibs、福岡市博多区店屋町、山村正二社長)は7月2日、オフィス通販最大手のアスクル株式会社と連携し、本社事務所内に九州初となるアスクルのオフィス家具ショールーム「ASKULオフィススタイル」をオープンした。
 アスクルのショールームとしては東京本社、大阪支店内に次ぐ3カ所目で、エージェント(代理店)が運営する形式では全国初。同ショールームでは、カタログやインターネットでは購入判断が難しいオフィス家具やOAチェア、パーテーションなどの定番商品を多数展示し、「見せる」「触れる」をコンセプトに、専任アドバイザーの案内のもと、実際にデザインやサイズ、色、材質などを確認したり、機能や座り心地などを体感してもらうことに重点を置いている。
 場所は通称明治通り沿いのオフィスビル「ランダムスクウェア」2階。ショールーム面積は約165平方m。「働き方のトータル提案」というもう一つのコンセプトのもと、お勧めのデスクをワーキングテーマ別に4つのブースに展示するほか、ibsのアスクル営業部社員が実際に働く「見せるオフィス」や「見せる役員室」も設けた。ブース以外にカタログ掲載商品を多数取り揃えOAチェアのコーナーも設け、座り心地などを試すことができる。家具やチェアに限らず、置いている小物、文具からパーテーションまですべてアスクルで販売している製品に統一。展示商品は、同社のサイトから確認できる。また、アスクルのサプライヤーである地場大手家具商社の関家具とタイアップして、一枚板を使ったオーダーメイドテーブルも受注生産する。営業時間は午前10時から午後5時まで。完全予約制で、電話またはホームページから予約可能。ibs以外の代理店の顧客も利用でき、今後は3Dムービーを活用した来店客への提案も予定している。小田憲昭ibs会長は「商品を体感できる当ショールームを各代理店の営業マンのハブとなり得るよう運営するとともに、来店客に新しい働き方を提案していければ」と話している。
 同社は1997年4月設立。資本金は1億円で、石油製品販売大手の株式会社新出光が全額出資。従業員30人。オフィス用品や機器販売にとどまらず、通信・ネットワークシステム構築からWebサイト制作、オフィスレイアウト提案まで展開。12年3月期売上高は32億円。7月2日からIDEXの会員カード事務局業務も吸収している。