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博多区古門戸のオフィスビルを共同住宅に改装   大阪市の燦キャピタルマネージメント   完成は11月


 投資顧問事業の燦(さん)キャピタルマネージメント株式会社(大阪市北区中之島2丁目、前田建司社長)は、福岡市博多区古門戸の7階建てオフィスビルを取得し、店舗付き共同住宅に改装する。完成予定は今年11月。
 同社では3年前からコンバージョン事業に着手し、大阪の物件を第1号として手がけ、今回が2件目。福岡では初となる。建物は1965年に製薬会社の自社ビルとして建設された物件で、同社が取得。地下と1階部分を店舗スペースとし、2~7階部分を住居用に改装した。敷地面積は246平方メートルで、延べ床面積1,170平方メートル、店舗が2区画、供用住宅は9戸。名称は「博多古門戸アパートメント」。
 投資事業部の増田佳子マネージャーは「通常のファンド会社であれば、すでに収益が上がっているビルなどを購入するケースが多い。当社ではビルの再生が、地域社会、地域経済にとって有意義な投資となるという理念から、今回の開発案件に着手した」と話している。
 同社は1992年創業、2001年設立。資本金は3億500万円。ファンド事業、投資事業、ソリューション事業を主軸にしている。