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博多区千代に福岡介護福祉専門学校を移転  社会福祉法人敬愛園


福祉施設を併設

社会福祉法人敬愛園(福岡市博多区千代1丁目、益田俊信理事長)が運営する福岡介護福祉専門学校(小笠原靖治校長)は4月1日、同市西区愛宕4丁目から同市博多区千代1丁目に移転した。
昨年4月から同専門学校の運営を引き継ぎ、同11月にオープンした7階建ての複合型高齢者福祉施設「ケアスタ福岡」の2階と3階に置いた。2階は職員室や教室、家政実習室、3階は入浴実習室.や介護実習室、そのほか校舎内には、図書室や和室、カフェ型の休憩スペースなどを設けた。同法人は特別養護老人ホームやショートステイ、デイサービスなどさまざまな形態の福祉施設を運営しており、全15事業所で実習可能。
4月3日には、新校舎で入学式を実施。今年の新入生は19人、うち3人は初となる留学生で、全体の生徒数は28人(1・2年生)となった。複合型高齢者福祉施設内に置くことで、実践力育成に期待でき、地域の介護人材を育てる学校として介護職の魅力を発信し、人材不足に貢献していく。また施設利用者へのサービスレベルの向上と高齢者の自立支援、地域包括ケアシステムの構築に尽力する。小笠原校長は「アクセスも良くなり、生徒の通学エリアが広がった。今後も留学生も受け入れていき、来春の入学者数は25人を目指している」と話している。

2019年4月16日発行