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博多区上川端町に新本店  鈴懸    7月3日オープン


 和菓子製造・販売の株式会社鈴懸(福岡市博多区下呉服町4丁目、中岡泰秀社長)は、7月3日、本社同所にある本店を同区上川端町12番に移転する。
 現在の本店ビルは本社・工場を併設しており、作業効率化を図るための移転。また、博多の商業中心地である上川端町の立地を生かし、同社の提案する和菓子のスタイルと博多の文化を一緒に発信できることから同所への移転を決定した。場所は福岡アジア美術館向かいの「ふくぎん博多ビル」1階。店舗名は「鈴懸 本店」。店長には板谷忠之新宿伊勢丹店店長が就任した。店舗面積は169平方m。32席の喫茶室を設けており、和のデザートを中心に、フレンチシェフ平田充氏が監修する軽食も提供する。営業時間は午前9時から午後9時まで。スタッフ数は約15人。客単価は1200円に設定し、初年度の売上高は2億円を見込んでいる。現在の本店ビルは、一部を増設し、1階を作業・包装スペース、2階を工場、3階を事務所に改装する。同社では「新本店では常に作りたての和菓子を提供する。また、喫茶室では、ゆったりとくつろぎながら鈴懸の味を堪能していただきたい」と話している。板谷店長は1978年11月12日生まれの29歳。福岡市出身。98年に職人として同社入社後、2002年の新宿伊勢丹店開店時から同店の店長を務めていた。趣味は柔道。