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博多区上川端町にアンテナショップオープン  佐世保・雲仙・長崎アンテナショップ協議会    地域産品の販促拠点に


 佐世保・雲仙・長崎アンテナショップ協議会(長崎市金屋町、会長=田上富久長崎市長)は10月2日、福岡市博多区上川端町にアンテナショップ「長崎・佐世保・雲仙 ゆめ市場 キトラス」をオープンした。
 県産品の販路、消費拡大を推進し、福岡との交流拡大を図るのが狙い。店名の「キトラス」は長崎弁で「来ていらっしゃる」の意味で、全国46人、105点の応募の中から決定した。場所は博多リバレイン南側、通称明治通り沿いの「ふくぎん博多ビル」1階。店舗面積は316・58平方m。物販ゾーンは野菜や水産加工品、地酒などを揃える。飲食ゾーンには3市の旬の食材を使った「長崎の地魚と創作料理 雑魚屋」が出店し、月替わりのテークアウトコーナーでは佐世保バーガーの「BigMan」が出店。今後は「角煮まんじゅう」や「じゃがちゃん」なども販売する予定という。
 ほかに、3市おすすめ観光スポットやプランを紹介する観光ゾーン、各種催事を行うイベントゾーンを設けている。営業時間は物販ゾーンが午前10時~午後8時、飲食ゾーンが午前11時~午後2時半、午後5時~同11時。定休日は年末年始。運営事業者は、物販・飲食業務を株式会社庄屋フードシステム(佐世保市卸本町、中村信機社長)、観光交流拡大業務をトラベルアイ福岡(福岡市中央区警固2丁目、山下憲昭所長)が担当する。来場者は年間13万人、初年度売上高は85百万円、次年度1億7千万円をそれぞれ見込んでいる。田上富久長崎市長は「キトラスを拠点に福岡、長崎の交流はもちろん、九州全体の発展につなげていきたい」と話している。