NEWS

  • 地域

博多・釜山間の燃油サーチャージ無料に  JR九州高速船    4月1日から


 博多―釜山港で高速船ビートルを運行するJR九州高速船株式会社(福岡市博多区沖浜町、丸山康晴社長)は、4月1日から、運賃に上乗せして徴収する「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)」を、従来の1000円(釜山―博多間15000ウォン)から0円(0ウォン)に無料化した。
 これは、長期化していた原油価格の高騰が落ち着きを取り戻したことで、同社では現在の水準が今後も続くと判断、1月から燃料サーチャージを1000円に半額値下げしていたが、今回無料化に踏み切った。燃料サーチャージの料金設定自体は撤廃しない。同社の小野田照義常務は「円高ウォン安の影響で韓国からの旅行客が半減しているが、日本人観光客は増加している。大型連休前の値下げということなので、日本人観光客増加の起爆剤にしたい」と話している。また、同社では出発日を限定した割引乗車券で往復1万5000円の「ビートルスペシャル」と、往復1万円の「超ビートルスペシャル」を1月から販売しているが、今後も販売を継続すると発表。08年の釜山航路利用者数は1万4000人増加している。