NEWS

  • 地域

博多バイパス、17年度内の全線開通へ  福岡国道事務所    橋りょう工事など大詰め


 九州地方整備局福岡国道事務所が、福岡市東区で整備中の国道3号・博多バイパスが2017(平成29)年度内に全線開通することが同事務所への取材で分かった。
 博多バイパスは東区下原から同二又瀬までの約7・7キロ。現在、整備中の未開通区間は下原-松崎間の約3・3キロ。現在、JR香椎線や香椎参道を跨ぐ香椎高架橋(仮称)、JR香椎駅東側に位置する香椎駅東橋(仮称)、県道・町川原福岡線を跨ぐ脇田橋(仮称)などの橋りょう工事が大詰めを迎えているほか、現在の国道3号バイパスに接続する起点側の下原付近では道路の改良工事や側道の整備などが進んでいる。
 同バイパスは1946(昭和21)年に都市計画決定され、69年度から用地買収を開始、71年に着手。終点の二又瀬側から順次供用、08年度までにJR千早駅近くの多々良中西交差点まで開通している。全線開通によって、慢性化していた香椎周辺の交通渋滞緩和や生活道路の安全性向上が期待されるほか、福岡空港や博多駅、博多港など交通・物流拠点へのアクセス改善にもつながるとされている。