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博多―上海の高速RORO船を2隻週3便体制に  上海スーパーエクスプレス    新船導入で輸送体制を拡充


 博多―中国・上海間で高速RORO(※)貨物船を展開する上海スーパーエクスプレス株式会社(東京都港区、寺内昌弘社長)は、10月から同航路に新造船1隻を追加投入し、現在の1隻週2便体制の高速シャトルサービスを2隻週3便体制に拡充する。
 現在、日中間では唯一の貨物専用RORO船「上海スーパーエクスプレス」は、2003年11月の就航から8年経ち、博多港だけでなく日中物流の重要な輸送ルートになっている。今回の新船導入で新たに土曜日夜に上海港発―月曜日午前に博多港着、木曜日午前に博多港発―土曜日午前上海港着のスケジュールを追加設定し、秋以降春先までの荷動き活況期間に向けてスペース不足の解消と輸送体制の拡充を図る。同社では「輸送スペースの拡充と増便で、ますます利用しやすいサービス体制を構築する」と話している。
 上海スーパーエクスプレスは2003年8月設立、資本金は1億円。株主は日本通運株式会社、商船三井株式会社、株式会社上組。事業内容は博多~上海間の高速RORO貨物船の運行。
 ※ROROはトラックやフォークリフトを使って、船から直接貨物を出し入れする荷役方式。