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千葉のシステム開発会社を子会社化 JQS
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週刊経済2025年9月3日発行号
関東圏での事業拡大図る
JR九州グループでシステム開発を担うJR九州システムソリューションズ㈱(以下JQS/福岡市博多区吉塚本町、香月裕司社長)は8月7日付で、システム開発会社の㈱ESSホールディングス(以下ESSHD/千葉県流山市、望月尚社長)の全株式を取得し、完全子会社化した。
2030長期ビジョンで売上高100億円、営業利益5億円、グループ外販50億円を目指すため、関東圏に顧客基盤を持つESSHD社の経営資源を活用し、事業拡大を図る狙い。若手エンジニアによる組織強化や、共同で研究開発を推進し、新しい技術の獲得やソリューション開発にも取り組む。M&Aは2022年6月の㈱ウイズユニティ(福岡市博多区博多駅前3丁目、谷口牧子社長)以来、3社目。
ESSHDは2022年7月設立。資本金1億円。子会社に1979年5月設立で、ITインフラ構築やシステム開発などの㈱エスペラントシステム(千葉県流山市、中村健二社長)と、2002年6月設立でDX推進、ビッグデータ活用ソリューションなどに強みを持つ㈱ESSソリューションズ(東京都台東区台東1丁目、早部秀一社長)がある。子会社化による代表交代はない。
JQSでは「経営の基本方針である『さぁ、楽しんでいこう』のもと、さらなる成長に挑み、『九州の元気を、世界へ』届けるべく全力を尽くしたい」と話している。

