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医療機関の開業支援で業務提携  三好不動産とタカラ薬局   福岡都市圏100カ所目指す


 賃貸管理地場大手の株式会社三好不動産(福岡市中央区今川一丁目、三好修社長)と調剤薬局を展開する株式会社タカラ薬局(福岡市博多区博多駅前3丁目、小川明久社長)は、医療機関の開業支援に関して業務提携し、1月から共同で業務を開始した。
 三好不動産と、タカラ薬局の子会社で医院開業コンサルの株式会社タカラメディカルの両社は、メディカルモールを共同で開発した実績もあり、物件情報や土地オーナーとのパイプを必要とするタカラメディカルと、土地オーナーに対して新しい運用法を提案したい三好不動産のニーズが合致したことから昨年11月16日に業務提携したもの。三好不動産の持つ福岡都市圏の物件情報をタカラメディカルが持つ周辺の医療機関や住民の年齢構成などの情報と照らし合わせるなど精査して、開業を希望する医師に提案。併せて医師が居住する物件の情報も提供する。福岡都市圏で100カ所の開発を目指しているという。精査した物件情報を掲載するホームページも共同で2月下旬に立ち上げる予定で現在準備を進めている。三好不動産経営企画部では「両社とも福岡市内中心に展開しているため、情報の共有が最大のメリット。医療系のテナントは投資額が大きく、立地条件などで長期的な展望がより重要だが、タカラメディカルは調剤薬局を出すことを条件にコンサル料を取らないため、資金的にも有利。当社は、土地オーナーとタカラメディカルとの橋渡し役としても動いていく」と話している。