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医療機器などの受注増で増収増益  山下医科器械    第1四半期


 医療機器・消耗品卸業の山下医科器械株式会社(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)の2013年5月期第一四半期連結決算は、売上高が前年同月比10・7%増の107億9100万円、経常利益が同21・3倍の1億4200万円と増収増益だった。
 医療機関が設備投資を積極化し、医療機器の売り上げが増加したことに加え、SPD(物品管理システム)契約施設の増加に伴う医療消耗品の販売が好調で増収増益となった。
 事業別売上高は、医療機器販売業のうち一般機器分野は手術用顕微鏡システムや超音波画像診断装置などの医療機器備品および理化学機器の売り上げ増加で同19・3%増の18億6700万円。一般消耗品分野では、医療機器消耗品の売り上げ拡大やSPD管理料の増加で同7・1%増の55億2700万円。低侵襲治療分野はIVE(内視鏡処置用医療材料)やIVR(X線透視下での治療用医療材料)の売り上げ増加で同14%増の24億4000万円。メディカルサービス分野では、病院増改築に伴う医療ガス設備工事の増加や、MRI(磁気共鳴画像装置)などの放射線機器の売り上げ増加で同14%増の6億6800万円。医療情報分野は、電子カルテシステムなどの売り上げ増加により同1・3%増の2億3500万円。医療モール事業は賃料収入増加により同28・2%増の1000万円だった。
 通期では売上高が同2・4%減の433億1600万円、経常利益が同41・5%減の3億700万円を見込んでいる。