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北九州市内3カ所で商業施設を開発 大和ハウス工業


来年3月〜7月にかけ完成

大手ディベロッパー・大和ハウス工業㈱(大阪市北区梅田3丁目、芳井敬一社長)は現在、北九州市内3カ所で商業施設を開発、来年3月から来年7月にかけての完成を目指す。

現在進行中のプロジェクトは、小倉北区貴船町の「貴船プロジェクト」、若松区小敷ひびきの2丁目の「フォレオひびきの」、小倉南区・城野駅南側の旧城野医療刑務所跡地開発の3カ所。

「貴船プロジェクト」は、TOTO本社敷地の一部(厚生用地)を取得し、開発を進めているもので、敷地面積は約4万1155㎡。すでに同社の北九州支社や賃貸マンション、自動車ディーラーなどが進出しているほか、医療機関の建設が進んでいる。

「フォレストひびきの」は、北九州学術研究都市機能強化事業で進められ、敷地面積は約3万1405㎡。ホームセンターやスーパーマーケットなどで構成する複合商業施設として整備し、来年3月には一部の店舗がオープンする予定。

城野駅南側の旧城野医療刑務所跡地(約9917㎡)では来年3月までにスーパーマーケットを開発する。

西田宏二支社長は「北九州では築年数の長いビルや建物が多く、開発に対するニーズは高い」とした上で、「面的な開発を進め、人の流れが活発になる街並みを作っていきたい」と意気込みを話す。同社は昨年4月に北九州支店を支社に昇格させ、北九州市内での事業を強化している。引き続き、北九州支社では北九州エリアでの開発に意欲的に取り組む方針で、「閉鎖した大型店舗や、まとまった土地の開発を手掛けていきたい」としている。

2017年12月5日発行