北九州市に事業拠点開設　東京のコクー

Tag:

週刊経済2025年6月11日発行号

福岡に次ぐ九州２拠点目

ＤＸ支援を手掛けるコクー㈱（東京都千代田区、入江雄介社長）は６月２日、北九州市小倉北区浅野３丁目に北九州オフィスを開設した。
同社は、自社で未経験者をＤＸ人材に採用・育成し、派遣や請け負いなどで企業の課題解決やＤＸを支援する事業を展開。地方創生を最も重視する戦略の一つとして位置付け、長期経営計画「ＶＩＳＩＯＮ ２０３０」において地方３０拠点体制を目標に掲げている。２０２３年４月に福岡市博多区に開設した福岡オフィスに次ぐ九州エリア２カ所目で、全国では５カ所目の地方拠点となった。北九州市は、産業構造の多様化を背景に若者や女性を惹き付ける雇用機会の創出や子育て支援の充実が課題となっていることから、同拠点では行政や北九州商工会議所などと連携して女性活躍推進や地域のＤＸを推進する。今後は、北九州市在住のデジタル未経験の女性を同社の正社員として雇用し、ＤＸスキルを育成していく。場所は、ＪＲ小倉駅北東側のＡＩＭビル６階のコワーキングスペース「ＣＯＭＰＡＳＳ小倉」内。
同社は２０１９年２月設立。資本金は５億５００万円（資本準備金含む）。従業員数は７８３人（２５年４月時点）。ＩＴインフラ事業、デジタル分野の女性活躍推進事業、デジタルマーケティング事業、ＲＰＡ事業、データサイエンス事業、ＡＩ事業などを展開する。