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北九州‐羽田間好調で経常益13倍に  スターフライヤー    通期を上方修正


 北九州空港を拠点とする株式会社スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、米原愼一社長)の11年3月期第二四半期決算は、売上高(営業収益)が前年比5・5%増の90億51百万円、経常利益が13倍の5億83百万円の増収増益となった。
 個人消費の一部持ち直しで国内需要が前年実績を上回ったのに加え、貨物事業で非稼働日だった日、月曜日の輸送を6月から開始し貨物輸送重量が47・5%増の5111トンに増え増収につながった。コスト削減も奏功し、営業利益は2・2倍の9億66百万円、四半期純利益は増収のため13倍の5億88百万円だった。
 就航率は99・8%、定時出発率も94・1%と昨年に引き続き高水準を維持。旅客状況は北九州‐羽田線の旅客数が持ち直し、2千人増の32万4千人、利用率は2・6%増の72・4%で旅客収入は前年比6・5%増加した。一方で羽田‐関西線の旅客収入は0・5%減少した。
 通期は当初計画を上回り、売上高は前年比6・1%増の180億円、経常利益は2・4倍の7億円、当期純利益は2・4倍の6億8千万円を見込んでいる。