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化粧品事業に参入本舗 がんこ本舗


週刊経済2025年7月9日発行号

 

7月からテスト販売

 

環境に配慮した洗剤、掃除用品を開発製造販売する㈲がんこ本舗(糟屋郡新宮町上府北4丁目、木村正宏会長)は7月、化粧品事業に参入しシャンプーを販売する。

同月から100個限定のテスト販売と同時に利用者にアンケ―トを実施し、名称やパッケージ、内容量、価格などを決定した後、来春をめどに正式に販売する。同社は23年に化粧品製造および化粧品製造販売業の認可を取得後、同年OEMで他社ブランドのシャンプー製造を開始し、今回は自社商品として初めての化粧品分野の商品リリースとなる。テスト販売では香りの異なる3種類のシャンプー30㎖を販売する。肌に優しい植物由来の成分を使用するほか、同社が販売する洗濯洗剤に用いた技術を生かした易生分解性だという。

木村会長は「化粧品事業は参入障壁が高くためらっていた一方で、当社の技術を洗剤以外に使えないかという消費者の要望に応えるため発売を決意した。シャンプーのリリース後は、界面活性剤不使用の歯磨きジェルを販売したい」と話した。

木村会長は愛媛県宇和島市出身。1958年生まれの66歳。趣味は登山、実験、発明。同社は年1993年設立。資本金300万円。売上高3億2千万円。従業員18人。