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創業70周年記念の文庫本を10月に発行   井筒屋   エッセイなどを公募


 百貨店業の株式会社井筒屋(北九州市小倉北区船場町一丁目、中村眞人社長)は十月をめどに、創業七十周年記念文庫を発行する。
 これは、創業七十周年の記念事業の一環。井筒屋の思い出をエッセイ やイラスト、写真、川柳の形式で公募したものや同社のOBによる昭和二十年代の思い出話、制服の変遷などを編集したものをまとめて十月に文庫本を発行する。名称は「井筒屋物語」。募集のテーマはエッセイが贈り物やクリスマス、レストラン、子どもの頃の思い出など井筒屋での楽しかった思い出やエピソードをまとめたもの。写真、絵、イラストは井筒屋での記念写真、思い出の品、小倉の街のイラストなど井筒屋と小倉に関わる思い出の作品。川柳は小倉の街や井筒屋をテーマにした、今や昔を語る川柳を募集する。応募締め切りは〇五年八月一日の当日着分、応募の問い合わせは同社営業政策部「井筒屋物語」事務局まで。

今年度中に全従業員が救命講習修了証を取得
 また、同社は創業七十周年記念事業の一環として、今年度中に全従業員に救命講習修了証を取得させる。  本店と黒崎店の約千四百人の全従業員が普通救命講習を受講し、店内客の急な疾患などに対応する。
 四月から、消防署からの派遣講師を招き、月に一~数回、普通救命講習三時間コースの講習を実施する。一回に六十人程度が受講し、今年度中に対象者全員が受講を修了する予定となっている。  また、同店では三月二十五日に、本店、黒崎両店内に自動対外式徐細動器(AED)を各一台設置する。AEDとは、心臓発作で倒れた人に電気ショックを施す救命医療器具で、音声ガイダンスに従って使用するだけでよく、高度な専門知識を必要としない。普通救命講習にもAED講習が含まれる。
 同社では、七十周年事業として、同主要事業のほか今後も催事等を実施する予定。

2005.4.19 発行 週刊経済より