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前年同月比8・4%減の180億1527万円 福岡市内4百貨店の4月売上高
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週刊経済2025年6月4日発行号
3カ月連続のマイナス
福岡市内4百貨店の4月売上高は、前年同月比8・4%減の180億1527万円で3カ月連続のマイナスだった。
日本百貨店協会が5月23日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では身のまわり品が55億7854万円(22%減)、雑貨が47億7298万円(0・4%増)、衣料品が38億3561万円(4・7%減)、食料品が28億9200万円(3%増)、家庭用品が3億5822万円(10・4%増)、食堂・喫茶が1億9103万円(4・7%増)だった。月前半の花見需要で食品の売り上げが好調だったが、ラグジュアリーブランドなどの高付加価値商材の免税売上に苦戦した。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では、2・3%減の154億230万円で7カ月連続のマイナス。商品別では、衣料品が47億2560万円(4・4%減)、食料品が41億9803万円(2・1%減)、雑貨が29億3868万円(1・6%減)、身のまわり品が19億9667万円(1・1%減)、家庭用品が7億6962万円(5・7%増)、食堂・喫茶が4億4790万円(2%減)だった。
全国の売上高は、4・5%減の4232億3364万円と3カ月連続マイナスで、入店客数は1%減。月後半の気温上昇に伴い、初夏物商材が大きく稼働。価格改定前の駆け込み需要で、化粧品の売り上げも増加した。また、食品物産展やゴールデンウィーク前半のファミリー向け催事で、入店客数は好調に推移。大阪・関西万博開幕で訪日客も増加したが、前年高伸した免税売上の反動減に加え、高額品の購買単価減少や円高傾向加速による免税売上高の低調がマイナスの要因となった。
表はこちらから。