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前年同月比4・2%減の181億3531万円 福岡市内4百貨店の9月売上高


週刊経済2025年11月5日発行号

2カ月ぶりのマイナス

日本百貨店協会が10月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡市内4百貨店の9月売上高は、前年同月比4・2%減の181億3531万円で2カ月ぶりのマイナスだった。

外商顧客向けイベントや「福岡ソフトバンクホークス優勝記念セール」など、集客イベントの開催はあったものの、前年同月より休日が1日減少し、入店客数が低下。さらに高級ブランド店の閉店で、売り上げが縮小した。商品別では、身のまわり品が56億238万円(10・2%減)、雑貨が52億8208万円(2・4%増)、衣料品が34億5023万円(2・3%減)、食料品が29億533万円(3・5%減)、家庭用品が3億8272万円(4・3%減)、食堂・喫茶が1億9111万円(3・9%減)だった。

また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)は、7・8%減の138億3501万円で2カ月ぶりのマイナス。商品別では、食料品が38億9178万円(5・5%減)、衣料品が35億3726万円(10・4%減)、雑貨が30億3371万円(9・6%減)、身のまわり品が19億1290万円(4・6%減)、家庭用品が6億6759万円(10・4%減)、食堂・喫茶が4億2714万円(10・9%減)だった。

全国の売上高は、前年同月比1・4%増の4288億367万円で2カ月ぶりのプラス。物産展などの食品催事や外国店、外商顧客向けのイベントが集客に貢献し、売り上げが拡大。9月中旬以降は、気温低下で羽織物などの秋物商材も好調に推移した。

表はこちらから。