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前年同月比2・5%増の185億6681万円 福岡市内4百貨店8月売上高
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週刊経済2025年10月8日発行号
7カ月ぶりのプラス
福岡市内4百貨店の8月売上高は、前年同月比2・5%増の185億6681万円で7カ月ぶりにプラスへ転じた。
日本百貨店協会が9月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では、身のまわり品が56億3036万円(10・2%減)、雑貨が52億3609万円(12・6%増)、食料品が33億5975万円(6・2%増)、衣料品が32億2625万円(5・7%増)、家庭用品が4億3236万円(47・6%増)、食堂・喫茶が2億1894万円(8・2%増)だった。盆休みが最大9連休あったことから入店客数が増加。また、前年の台風や大雨による臨時休業や時短営業の反動に加え、多くの化粧品ブランドで秋の新作を発売し、売り上げが増加した。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では、0・1%増の140億6305万円で11カ月ぶりのプラス。商品別では、食料品が44億7699万円(0・3%増)、衣料品が33億2614万円(2・6%増)、雑貨が27億8997万円(3・3%減)、身のまわり品が18億4444万円(1・6%減)、家庭用品が7億4332万円(2・4%増)、食堂・喫茶が5億2972万円(1・6%増)だった。
全国の売上高は、前年同月比2・6%増の4139億7170万円と7カ月ぶりのプラス。インバウンドの売り上げが回復。また、猛暑の影響でUV関連商品などの盛夏商材が好調に推移。帰省客や旅行客の菓子などのギフト需要も拡大した。そのほか、上層階で実施される夏休みのファミリー向けイベントや物産展などの催事も集客に貢献し、シャワー効果で全体の売り上げ増加に繋がった。
表はこちらから。

