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前年同月比18・1%減の184億9903万円 福岡市内4百貨店の6月売上高


週刊経済2025年8月13日発行号

5カ月連続のマイナス

福岡市内4百貨店の6月売上高は、前年同月比18・1%減の184億9903万円で5カ月連続のマイナスだった。

日本百貨店協会が7月25日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では身のまわり品が56億3175万円(31・1%減)、雑貨が48億1871万円(17・5%減)、衣料品が37億8948万円(8・1%減)、食料品が31億8805万円(3・6%減)、家庭用品が3億6055万円(4・2%増)、食堂・喫茶が1億8645万円(3・3%減)だった。前年、高伸した免税売上の反動のほか、休日数減(土曜1日減)による入店客数減も影響した。

また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では、5・0%減の152億4726万円で9カ月連続のマイナス。商品別では、食料品が46億5557万円(2・1%減)、衣料品が42億8861万円(5・9%減)、雑貨が27億8935万円(2・9%減)、身のまわり品が19億6874万円(12・6%減)、家庭用品が7億6241万円(6・6%減)、食堂・喫茶が4億4594万円(4・2%減)だった。

全国の売上高は、7・8%減の4615億2047万円と5カ月連続のマイナスで、入店客数は2・0%減。インバウンドの免税売上は40・6%減と、円高傾向の定着により、高額品の購買減少が継続している。購買客数は香港・韓国が大幅減の一方で、タイ・マレーシアは増加した。食料品は価格高騰の影響などで3カ月ぶりのマイナスとなったが、菓子は国内外の手土産需要が好調で3カ月連続のプラスだった。

表はこちらから。