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前年同月比11・9%減の187億9051万円 福岡市内4百貨店の5月売上高


週刊経済2025年7月9日発行号

 

4カ月連続のマイナス

 

福岡市内4百貨店の5月売上高は、前年同月比11・9%減の187億9051万円で4カ月連続のマイナスとなった。

日本百貨店協会が6月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では身のまわり品が56億7291万円(29・6%減)、雑貨が54億4751万円(1・3%増)、衣料品が37億294万円(7・3%減)、食料品が30億2068万円(2・5%増)、家庭用品が3億3577万円(7・5%増)、食堂・喫茶が1億9845万円(1・4%減)だった。円高ウォン安により韓国からの訪日客が減少したことが続くマイナスの要因の一つ。

また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では、1・9%減の158億7161万円で8カ月連続のマイナスとなった。商品別では食料品が47億9089万円(2・5%増)、衣料品が44億9958万円(6・7%減)、雑貨が28億4716万円(1・3%増)、身のまわり品が21億7198万円(4・9%減)、家庭用品が7億3315万円(4・4%減)、食堂・喫茶が4億8402万円(0・1%減)だった。

全国の売上高は7%減の4356億7716万円と4カ月連続マイナスで入店客数は0・4%減。手土産、行楽、母の日需要等で食料品は唯一の前年超え。一方で、円高や前年の高伸の反動、高額商材の購買減少による客単価減少により免税売上が減少したことが売上高マイナスの要因となった。

表はこちらから。