前年同月比１１・５％減の２０３億７１８万円　福岡市内４百貨店７月売上高

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週刊経済2025年9月3日発行号

６カ月連続のマイナス

福岡市内４百貨店の７月売上高は、前年同月比１１・５％減の２０３億７１８万円で６カ月連続のマイナスだった。

日本百貨店協会が８月２５日に発表した「百貨店売上高」概況によると、福岡の商品別では、身のまわり品が５６億６７１５万円（２５・５％減）、雑貨が５１億６９１３万円（７・６％減）、食料品が４３億７２２３万円（４・５％減）、衣料品が３７億９２５２万円（２％減）、家庭用品が４億１５５０万円（１９・４％増）、食堂・喫茶が２億１１３９万円（１・１％減）だった。韓国の購買客数減少による高価格商品の購買数の停滞や、ラグジュアリーブランドの一部撤退が売り上げ減少に影響した。

また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店（１２店舗）では、前年同月比４％減の１７７億８３６１万円で１０カ月連続のマイナス。商品別では、食料品が６５億７６６５万円（４・８％減）、衣料品が４３億４２５３万円（２・２％減）、雑貨が３０億６１５０万円（３・８％減）、身のまわり品が２１億２４５０万円（７・３％減）、家庭用品が８億３０５３万円（２・６％減）、食堂・喫茶が５億７４９万円（０・９％減）だった。

全国の売上高は、前年同月比６・２％減の４６８３億３１４５万円と６カ月連続マイナス。前年の免税売上の高伸反動が売上高減少に大きく影響した。また、記録的猛暑が続き、主要顧客層の入店客数減などのマイナス要因も見られたが、日傘や日焼け止めなどの夏物衣料や盛夏商材が好調に推移。アニメコラボや体験型などの夏休み催事も集客に貢献し、６月に比べて売上高は１・６ポイント回復した。

表はこちらから。