NEWS

  • 地域

再生砂利用の防災用土のうを発売   高木建設建材 軽量化し、直方体に


 建設業の高木建設建材株式会社(久留米市太郎原町、高木幸一郎社長)は5月から、再生砂を利用した防災用土のう「ECО土のう」を発売した。
 建材などの廃材処理も手がける同社では昨年夏から、廃材のリサイクル商品である再生砂の活用法を検討していた。一般の土のうは通常、重さ約20kgで、正しい積み方でないと崩れてしまうケースもあるというが、同製品の土のうは、女性や子供でも災害時に運べるように半分の10kgにし、簡単に積み上げやすい直方体に工夫した。体積を比較すると70%で、表面には使用方法を分かりやすく説明する絵柄のデザインも加えているのが特徴。今後、県など行政関係や、オフィスビルやマンションオーナー向けに販売する。100袋を1セットとし、販売価格は約10万円。初年度は5,000~6,000万円の販売を目指している。
 高木社長は「まずは認知度を広め、災害のときに役立つ商品として広く活用もらいたい」と話している。
 同社は1951年創業、資本金1,000万円、従業員は9人。高木社長は久留米市合川町出身、1958年9月17日生まれの48歳。趣味はゴルフ。