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共同利用型サブスクカーシェアを開始 イデックスオート・ジャパン


週刊経済2026年7月22日発行号

福岡市内近郊を皮切りに全国展開へ

石油製品販売大手・㈱新出光の子会社で自動車関連事業を展開する㈱イデックスオート・ジャパン(略称IAJ、福岡市博多区東比恵3丁目、山浦伸一郎社長)は7月9日、バジェット・レンタカーの新しいモビリティサービスとして、国内唯一となる共同利用型サブスクリプションサービス「バジェットサブスクカーシェア」を開始した。

同サービスは、自動車維持費の高騰や「所有から利用へ」の価値観の変化、若年層を中心としたカーシェア利用拡大など移動ニーズの多様化などを背景に、コストや不便さ、品質不安といった従来のレンタカーやカーシェアの課題を解決するための新しい移動インフラとして構想から5年をかけて開発。1ステーション1台を15人程度の少人数の会員で共同利用する新しいカーシェアモデルで、ユーザーは自身専用の「マイステーション」を登録することで、月額定額制で何度でも利用可能となる。同社では従来のカーシェアの気軽さとマイカー所有の安心感を融合した新しいサービスとして、7月中に開設する福岡市内近郊の約30カ所のステーションを皮切りに年内にも全国展開に乗り出す。計画では今期中に140カ所を開設し、数年で1千カ所体制を目指す。

利用料金は月額料金+距離料金(1㎞あたり12円程度)で、ガソリン代実費相当の距離料金が発生するが、1回の利用が指定の時間内であれば、月額定額で何度でも利用でき、カーシェアながらマイカー感覚で利用できるのが最大の特徴。利用はアプリで予約・解錠し、1回の無料利用時間は6~12時間で延長も可能。近隣のメンバーだけで車両をシェアするため安心感とプライベート感があるほか、アプリで前の利用者の給油・清掃状態を評価し合う「利用者同士の評価制度」(特許取得)を導入し、常に高い車両品質を維持していくという。同社では、駐車場代や保険、車検、税金などがかかるマイカー所有よりも安く、従来のカーシェアよりも自由に使える同サービスをカーライフの新たな選択肢として普及していく。

同社は2011年10月にグループの自動車関連事業を統合し発足。資本金は1億円で、グループの中核で石油製品販売大手の㈱新出光が100%出資。従業員は215人。エイビス バジェット・レンタカー国内マスターライセンシーを取得し直営・FC計111店舗を展開するレンタカー事業をはじめ、中古車や輸入車販売、保険など自動車関連のサービスをワンストップで提供。傘下にはメルセデス・ベンツ正規販売店の㈱シュテルン福岡、四国4県と岡山県でバジェット・レンタカーを展開する㈱バジェット・レンタカー四国、宮崎・鹿児島地区のBMW正規販売店、㈱イデックスバイエルンモータースがある。